ここで使われる用語「ベンダー」は、自分たちのプログラムに J2RE を組み込んだ製品をライセンス供与および配布するライセンス保持者、開発者、独立系ソフトウェアベンダー (ISV) のことを指します。
ベンダーは、J2SDK バイナリコードライセンス契約の次の条項に従う必要があります。
必須ファイルとオプションファイル
J2SDK を構成するファイルは、必須ファイルとオプションファイルの 2 つのカテゴリに分類されます。オプションファイルは、ベンダーの判断により、J2SDK の再配布から除外されることがあります。
次の節では、J2SDK の再配布からオプションで除外できるファイルおよびディレクトリのリストを記載します。これらのリストに含まれていないファイルはすべて J2SDK の再配布に含める必要があります。
オプションファイルとディレクトリ
次のファイルは再配布から除外できます。
- jre/lib/charsets.jar
- 文字変換クラス
- jre/lib/ext/
- sunjce_provider.jar - Java 暗号化 API の SunJCE プロバイダ
localedata.jar - 米国英語以外のロケールに必要なリソースを多数含む
ldapsec.jar - LDAP サービスプロバイダによってサポートされるセキュリティ機能を含む
dnsns.jar - JNDI DNS プロバイダの InetAddress ラッパー用
- bin/rmid および jre/bin/rmid
- Java RMI 起動システムデーモン
- bin/rmiregistry および jre/bin/rmiregistry
- Java リモートオブジェクトレジストリ
- bin/tnameserv および jre/bin/tnameserv
- Java IDL ネームサーバ
- bin/keytool および jre/bin/keytool
- 鍵および証明書管理ツール
- bin/kinit および jre/bin/kinit
- Kerberos チケット認可チケットの取得およびキャッシュ用
- bin/klist および jre/bin/klist
- 資格キャッシュおよびキータブ内の Kerberos 表示エントリ
- bin/ktab および jre/bin/ktab
- Kerberos キーテーブルマネージャ
- bin/policytool および jre/bin/policytool
- ポリシーファイルの作成と管理ツール
- bin/orbd および jre/bin/orbd
- オブジェクトリクエストブローカデーモン
- bin/servertool および jre/bin/servertool
- Java IDL サーバツール
- src.zip
- ソースファイルのアーカイブ
このほか、Java Web Start 製品も再配布から除外できます。以下のように配置されてい~ます。
Windows SDK インストール:
<drive>:\j2sdk1.4.2\jre\javaws
<drive>:\Program Files\Java\j2re1.4.2\javaws
Solaris/Linux SDK インストール:
<installation directory>/j2sdk1.4.2/jre/javaws
無制限強度の Java Cryptography Extension
一部の国の輸入規制のため、J2SDK および J2RE に含まれる Java Cryptography Extension (JCE) ポリシーファイルは、強力であっても制限付きの暗号方式が使用されています。これらのファイルは、次の場所に格納されます。
<java-home>/lib/security/local_policy.jar
<java-home>/lib/security/US_export_policy.jar
ここで <java-home> は、J2SDK の jre ディレクトリか、または J2RE の最上位ディレクトリを示します。
暗号についての規制を受けない国のユーザのために、制限のない完全版のファイルが J2SDK Web サイトに用意されています。これらの国のユーザは、これらのファイルをダウンロードし、制限付きの jar ファイルと置き換えて使用することができます。
推奨規格オーバーライド機構
推奨規格 (Endorsed Standard) とは、Java Community Process (JCP) 以外の規格プロセスを介して定義された Java API のことです。推奨規格は JCP 外部で定義されているため、Java 2 プラットフォームのリリース間で改訂されることが予測されます。開発者およびソフトウェアベンダーは、推奨規格オーバーライド機構を利用することにより、Sun Microsystems からのリリース時に Java 2 プラットフォームに採用されるバージョンよりも新しい推奨規格を取り入れることができます。
推奨規格オーバーライド機構と、置き換え可能なプラットフォームパッケージの一覧については、下記を参照してください。
http://java.sun.com/j2se/1.4.2/docs/guide/standards/
Web ページにリストされているパッケージに含まれるクラスは、該当する規格制定団体が定義した最新バージョンの API を実装するクラスとのみ置き換えが可能です。
上記 URL に掲載されているドキュメントに列挙されているパッケージ (これらは Java 2 Platform, Standard Edition (J2SE の一部) のほかにも、Sun の J2SE リファレンス実装の再配布業者は、これらの推奨規格パッケージで定義される public API 機能を実装する目的に限ってクラスをオーバーライドできます。org.w3c.dom API の実装を目的として用意された org.w3c.dom パッケージのクラスやその他のクラスもオーバーライドすることになります。