これ以降の記述は、Microsoft Windows プラットフォーム上で J2SE Runtime Environment (JRE) を使用する開発者向けの情報です。J2SE Runtime Environment に関する、プラットフォームに依存しない情報については、「J2SE Runtime Environment 開発者向けノート」を参照してください。
アプリケーション起動コマンドのインストール
Microsoft Windows プラットフォーム用の J2SE Runtime Environment には、専用のインストールプログラムが付属しています。デフォルトでは、インストーラは実行環境のコピーを C:\Program Files\Java\jre1.5.0 ディレクトリに配置します。また、1.5.0 より新しいバージョンがインストールされていない場合、インストーラは、実行可能な java および javaw アプリケーション起動コマンドのコピーを Microsoft Windows システムディレクトリに保存します。システムディレクトリの場所は、Microsoft Windows のバージョンによって異なります。通常、C:\winnt\system32 または C:\windows\system のいずれかになります。
システムディレクトリは、オペレーティングシステムのデフォルトのシステムパス上にあるので、開発者が作成したソフトウェアを使うユーザは、アプリケーション起動コマンドを使うためにパスを変更する必要がありません。開発者に必要なのは、ユーザに次の形式のコマンド行を提供することだけです。
javaw -classpath <クラスまたは JAR ファイルへのパス> <メインクラス>
または
javaw -jar <JAR ファイル>
レジストリ設定
注 - J2SE Runtime Environment には 2 つのバージョン番号があります。外部のバージョン番号は 5.0 で、内部のバージョン番号は 1.5.0 です。
Microsoft Windows 版の J2SE Runtime Environment のインストールプログラムは、レジストリを使ってパスおよびバージョン情報を記録します。システムディレクトリのアプリケーション起動コマンドは、アプリケーションを起動する際にレジストリの設定を使って、使用する J2SE Runtime Environment の位置を取得します。
アプリケーションを配置する際は、次のようにしてレジストリの設定を使用できます。
- インストールプログラムがアプリケーションに付属している場合は、そのプログラムを使ってレジストリを調べることにより、ソフトウェアのインストール先のプラットフォームにすでにインストールされている実行環境のバージョンを確認できます。適切なバージョンの JRE がまだインストールされていない場合は、J2SE Runtime Environment のダウンロードとインストールをユーザに求めるプロンプトを表示するか、独自のインストールプログラムによって、アプリケーションに付属して再配布される J2SE Runtime Environment のコピーをインストールすることができます。
- J2SE Runtime Environment 付属のアプリケーション起動コマンド以外の起動コマンドを独自に作成して使用する場合でも、その起動コマンドで実行環境のレジストリ設定を調べて、ローカルマシン上の実行環境の位置およびバージョンを確認することができます。
J2SE Runtime Environment レジストリ設定 -
J2SE Runtime Environment をインストールすると、次のレジストリキーが作成されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\Java Runtime Environment
このキーには次の文字列値が含まれ、インストールされている J2SE Runtime Environment のバージョンが major.minor の形式で設定されます。
| 名前 |
デフォルト値 |
| CurrentVersion |
1.5 |
CurrentVersion は、バージョン番号がもっとも高い場合にのみ設定されることに注意してください。 たとえば、すでに JRE 1.3.1 がインストールされているマシンに 1.5.0 (5.0 とも呼ばれる) をインストールすると、CurrentVersion は 1.5 に設定されます。すでに 1.5.0 がインストールされているマシンに 1.3.1 をインストールしても、CurrentVersion は 1.5 のままになります。
さらに、レジストリサブキーも生成されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\Java Runtime Environment\1.5
および
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\Java Runtime Environment\1.5.0
このキーには次の文字列値が含まれ、実行環境で使用する情報が設定されます。
| 名前 |
デフォルト値 |
| JavaHome |
C:\Program Files\Java\jre1.5.0 |
| RuntimeLib |
C:\Program Files\Java\jre1.5.0\bin\client\jvm.dll |
| MicroVersion |
2 |
JavaHome には、J2SE Runtime Environment がインストールされたディレクトリのフルパス名が設定されます。RuntimeLib には、使用する Java 実行時 DLL のフルパス名が設定されます。MicroVersion は、インストールされている J2SE Runtime Environment の内部バージョン番号の 2 番目のドットの直後の整数を示します。たとえば、バージョン 1.5.0 の場合は 0 が設定され、バージョン 1.5.1 の場合は 1 が設定されます。
さらに、次のキーが Java Plug-in および Java Web Start 製品用に作成されます。
Java Plug-in レジストリ設定 -
Java Plug-in 用に次のキーが作成されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\Java Plugin\1.5.0
このキーには次の値が含まれます。
| 名前 | デフォルト値 |
| JavaHome |
C:\Program Files\Java\jre1.5.0 |
| UseJava2IExplorer |
1 |
UseJava2IExplorer はタイプ REG_DWORD です。
JRE が IE のデフォルト VM である場合、値は 1 になります。それ以外の場合、値は 0 になります。
Java Web Start レジストリ設定 -
Java Web Start 用に次のキーが作成されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\Java Web Start\1.5.0
このキーには次の値が含まれます。
| 名前 | デフォルト値 |
| Home |
C:\Program Files\Java\jre1.5.0\javaws |
java.exe 実行ファイル
java.exe 実行ファイルのコピーが 2 つインストールされます。ひとつは JRE の bin ディレクトリに、もうひとつは C:\windows\system または C:\winnt\system32 のいずれかにインストールされます。どちらのディレクトリにインストールされるかは Windows システムによって決まります。この 2 つめの java.exe は、システムディレクトリに置かれるため、フルパス名を指定しなくても任意のディレクトリから起動できます。
2 つめの java.exe 実行ファイルは CurrentVersion レジストリ設定を参照して、JRE の格納場所の検索にどのレジストリキーを使うかを判断します。たとえば、CurrentVersion レジストリが 1.5 に設定されていると、システムディレクトリ内の java.exe 実行ファイルは HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\JavaSoft\Java Runtime Environment\1.5 キーを見て、JRE がインストールされている場所を特定します。
CurrentVersion レジストリの値は、一番最後にインストールされた JRE に対応しています。JRE 1.5.0 の後に JRE 1.4.2 をインストールすると、CurrentVersion の値は、システムディレクトリの java.exe 実行ファイルのバージョンと一致するよう 1.4 となります。
ネイティブ言語のサポート
Microsoft Windows プラットフォームでネイティブコードのサポートが必要な場合は、ネイティブライブラリを実行可能ファイルの検索パスに置く必要があります。
JAR でパッケージされたアプリケーションのアイコン
ユーザアプリケーションの JAR ファイルに対して、アイコンをカスタマイズして使用することができます。もっとも簡単な方法は、ユーザアプリケーション用の Microsoft Windows ショートカットを作成して、そのアイコンをカスタムアイコンとして設定することです。この処理はユーザアプリケーションのインストーラプログラムで行うことができます。カスタムアイコンは、アイコンエディタを使用して作成できます。アイコンエディタは、Visual C++ などの多くの商用開発環境に組み込まれています。