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Java Platform, Standard Edition 6 Development Kit (JDK 6) は、Java プラットフォームの機能リリースです。多くの機能分野に、新しい機能や拡張機能が追加されています。
拡張機能、変更点、バグ、インストール、実行時配備、および文書のリリース情報については、次のリンクを参照してください。リリースノートファイルは、サンの Web サイトからのみご覧になれます。特に記述がないかぎり、ドキュメントダウンロードバンドルには含まれていませんので、ご注意ください。
新機能と拡張機能 Java SE のインストール (全プラットフォーム共通) Java SE 6 のプラットフォーム名とバージョン番号 (ドキュメントダウンロードバンドルにも含まれている内容) Linux 用プラグインのインストール Solaris 用プラグインのインストール 以前のリリースとの互換性 Solaris 版フォントの要件 JDK README (JDK/JRE 製品バンドルにも含まれている内容) システム構成 JRE README (JRE 製品バンドルにも含まれている内容) 既知のバグと問題 ドキュメントの索引 (ドキュメントダウンロードバンドルにも含まれている内容) 修正済みのバグ バグレポートの提出 ドキュメントの著作権とライセンス契約 (ドキュメントダウンロードバンドルにも含まれている内容)
Java SE プロジェクトチームは、JDK に貢献してくださったコミュニティのメンバーの方々に感謝します。
既知のバグと問題
この文書では、以下のリストに従って、今回のリリースにおける既知のバグとその回避策、その他の重要な問題について簡単に説明します。
- OS とハードウェアプラットフォーム
- Linux 使用時の注意
- Solaris 使用時の注意
- Windows 使用時の注意
- Windows Vista 使用時の注意
- 仮想マシン
- HotSpot VM
- コアライブラリ
- セキュリティ
- Java Debugger Wire Protocol
- Java Native Interface
- Java スクリプト
- JAX-WS
- 統合ライブラリ
- JDBC
- ユーザーインタフェース
- Java 2D
- Swing
- AWT
- 配備
- 一般的な配備
- アプレット
Linux 使用時の注意
以下は、Linux プラットフォーム上でこのリリースを使用する際の注意点です。
- Java VM は、/proc ファイルシステムがマウントされていない Linux のバージョンの chroot(3) 環境では不安定な場合があります。これは、Linux ライブラリと VM ルーチンが /proc ファイルシステムから情報(プロセッサ数、スタック境界、メモリ構成)を抽出しようとするためです。これらのルーチンは、不正なデフォルトにフェイルオーバーするか、特にプロセスがマルチスレッドの場合、クラッシュする場合があります。
この Linux バグがあるかどうかを検出するには、
getconf _NPROCESSORS_CONFシェルコマンドを chroot(3) 環境で実行します。お使いのシステムの正しいプロセッサ数が返されるはずです。返されない場合は、chroot(3) ファイルシステムの内部で Java を実行するために /proc ファイルシステムをマウントする必要があります。Solaris 使用時の注意
以下は、Solaris プラットフォーム上でこのリリースを使用する際の注意点です。
- Solaris では、スレッドが特定の I/O 操作を試みる場合のスレッド割り込みが操作の割り込みとなり、Linux または Windows プラットフォームでは無視されるスレッド割り込みに対して
InterruptedIOExceptionがスローされます。 スレッド割り込みに対するこの Solaris 特有の I/O 割り込みは前バージョンと同じくデフォルトで有効になっていますが、このバージョンでは新しいUseVMInterruptibleIOHotspot オプション切り替えで制御できます。デフォルトでは、前の動作を維持するためこのオプションがオンになっています。以下のようにオフに切り替えると、スレッド割り込みに対する Solaris 特有の I/O 割り込みは無効になります。-XX:-UseVMInterruptibleIOこれにより、スレッド割り込みに対応する Solaris 特有の I/O 割り込みが無効になります。
次の Java SE のメジャーリリースでは、このオプションはデフォルトでオフに設定され、移植性が向上します。この変更が行われた場合、Solaris 特有の動作を必要に応じて使用できるようオプションは残ります。
詳細はバグレポート 4385444 を参照してください。
- 個々の制限については Hotspot VMs を参照してください。
Windows 使用時の注意
以下は、Windows プラットフォーム上でこのリリースを使用する際の注意点です。
- J2SE 5.0 のスレッド優先順位の退行バグは、J2SE 5.0, Update 6、Java SE 6 では修正されています。現在では正しく動作しているため、問題の回避策は不要になりました。
Windows では、デフォルトにより、Java スレッド優先順位
MAX_PRIORITYとネイティブの最高優先順位 (THREAD_PRIORITY_TIME_CRITICAL) の対応関係が廃止され、MAX_PRIORITY とTHREAD_PRIORITY_HIGHESTが対応付けられています。このような変更が行われたのは、THREAD_PRIORITY_TIME_CRITICALスレッドがシステムスレッドに割り込んで、システムの応答性に影響を及ぼす可能性があるからです。以前の動作 (
THREAD_PRIORITY_TIME_CRITICAL) に戻す必要がある場合は、-XX:ThreadPriorityPolicy=1を設定します。詳細については、バグレポート 5101898 を参照してください。
- 個々の制限については Hotspot VMs も参照してください。
- 個々の制限については一般的な配備も参照してください。
Windows Vista 使用時の注意
以下は、Windows Vista プラットフォーム上でこのリリースを使用する際の注意点です。
- Windows Vista には、署名付きアプレットに対してより制限のあるサンドボックスがあります。ユーザーは、他の Windows OS 上で実行している場合よりも特権が少なくなります。
Windows Vista 以外の Windows OS で署名付きアプレットを実行すると、セキュリティ警告のダイアログボックスが表示されます。「はい」をクリックすると、ユーザーのマシンで実行するための AllPermission がアプレットに与えられます。このアクセス権には、ローカルディスクからのファイルの書き込みと削除も含まれます。
Windows Vista OS では、上記が行われません。AllPermissions は、Windows の範囲ではなく Java Applet の範囲に制限されます。IE で実行される処理の整合性レベルが低いため、中/高レベルの整合性のディレクトリからファイルを書き込んだり削除したりできません。
- 署名付き JNLP アプリケーションは中レベルの完全性でのみ実行できます。AllPermissions を Java Web Start アプリケーションで認めることによって、SecurityExceptions をスローして拒否できる操作のみを Security Manager に許可します。ユーザーやプロセスがシステムに持つアクセス権を増やすものではありません。
例えば、典型的な (管理者以外の) ユーザーは、自分のホームディレクトリのファイルのみを読み書きできる場合があります(他のディレクトリが、すべてのユーザーに権限を与えるように特別に作成されている場合は別です)。
- HTTPS 接続におけるユーザーエクスペリエンスの変更
Windows Vista OS には、セキュリティや HTTPS 接続のユーザーエクスペリエンスの分野で新しい動作 (バグレポート 6408329 を参照) が導入されています。
- HTTPS 証明書
デジタル証明書を提示する HTPPS サイトへのナビゲーションをブロックします。IE7 は、以下のいずれかの問題があります。
- 証明書が現在の URL のホスト名とは異なるホスト名に発行されている。
- 証明書が信頼できないルートによって発行されている。
- 証明書の期限が切れている。
- 証明書が失効している。
デジタル証明書の問題が発生すると、IE7 はその問題を説明するエラーページを表示します。ユーザーは、証明書エラーが発生しても、その警告を無視して処理を進めることもできます(証明書が失効していない場合)。ユーザーが証明書のエラーページをクリックスルーすると、アドレスバーが赤くなり、問題をさらに通知します。
- 混合コンテンツのプロンプト
ユーザーは、いわゆる混合コンテンツのプロンプトを見ることはありません。
This page contains both secure and nonsecure items. Do you want to see the nonsecure items?IE7 はセキュリティ保護されたコンテンツのみを描画します。ユーザーは、情報バーを使用してセキュリティ保護されていないコンテンツをブロック解除することもできます。
- 新しいデフォルトプロトコルモード
Windows Vista の IE7 は、デフォルトの HTTPS プロトコル設定を変更し、弱い SSLv2 プロトコルを無効にし、強い TLSv1 プロトコルを有効にしました。
上記の Windows Vista の IE7 の変更によって、アプレットを実行したときの Java plugin の動作が変わります。
- JRE の自動ダウンロードがコントロールパネルで無効
公開された自動ダウンロードバンドルが Vista 上で実行できない (すべてのリリースを再書き直しおよび再ステージしないかぎり)ため、自動ダウンロード機能はデフォルトで無効になり、コントロールパネルの拡張タブの入力が無効になります。
- コントロールパネルのキャッシュ位置の変更ダイアログが無効
キャッシュの位置は完全性の低いディレクトリに設定する必要があるため、この機能はコントロールパネルで無効になりました。バグレポート 6422509 を参照してください。
- Java Plug-in 拡張インストーラ機構が、IE で管理者以外のユーザーによる実行で失敗する
1.4.2 の plugin に追加された拡張インストール機構は Java 拡張インストーラ
Runtime.exec()を実行 (java -jar <file>を実行) 、またはネイティブ拡張を実行 (<file>を実行)します。通常これらのインストーラは jre の lib/ext ディレクトリにファイルを書き込んだりします。これらのプロセスはユーザーが持つ制限された同じ権限で実行され、例えばユーザーが書き込み権限のない場所にファイルを書き込もうとすると失敗します。
この問題は、一般的な用例ではありませんが、拡張を lib/ext にインストールしようとするすべての Java Web Start アプリケーションで起こる可能性があります。
バグレポート 6432317 を参照してください。
- Gamesville- Bottle Rocket アプレットが読み込みに失敗
この問題は IE7 の新しい Javascript 実装に関連しています。Microsoft のバグ (140684) が提出され、Microsoft によって調査中です。
- Yahoo-Finance Stock Screener アプレットが読み込みに失敗
このバグはユーザーエラーによるものです。アプリケーションは IE6 を確認し、IE7 とは互換性のない IE6 より前の動作に戻ります。この変更/制限は Microsoft によって文書化されています。
バグレポート 6421625 を参照してください。
- Vista の IE7 で実行しているアプレットからアイコンをトレイに追加できない
システムトレイにアイコンを追加しようとすると暗黙的に失敗し、例外も発生しません。これは Internet Explorer 7 でセキュリティが強化された結果です。
バグレポート 6419042 を参照してください。
- Vista の Desktop Window Manager との非互換性により、Windows Vista でハードウェアの高速化に DirectDraw を使用することは、現在デフォルトで無効になっています。
-Dsun.java2d.noddraw=falseプロパティは DirectDraw パイプラインの使用を再有効化するために使用できます。 ただし、レンダリングアーティファクトとパフォーマンスの問題のため推奨されません。Direct3D パイプラインも有効にするには、上記のフラグと-Dsun.java2d.d3d=trueを組み合わせて使用します。詳細はバグレポート 6343853 を参照してください。
- Java SE 6 アプリケーション/アプレット (スタンドアロン、Java Plug-in、Java Web Start) は Windows XP 互換モードでの実行をサポートしません。
- Java コントロールパネル: 拡張タブの下のブラウザのデフォルト Java のチェックボックスは、標準ユーザーには機能しません。この問題を回避するには、Java コントロールパネルを管理者として実行する必要があります。 詳細はバグレポート 6486929 を参照してください。
- Java コントロールパネル: Java コントロールパネルを終了する際に Windows Vista で「プログラム互換性アシスタント」ダイアログボックスが表示される場合があります。その場合は「このコントロールパネルは正常に動作します」を選択すれば、次回 Java コントロールパネルを終了する際にこのダイアログは表示されません。
「推奨の設定を使用してコントロールパネルを開きます」を選択すると、Java コントロールパネルが正常に動作しません。この設定を取り消すには、javacpl.cpl または jpicpl32.cpl を含むレジストリエントリを削除する必要があります。
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags\Compatiblity Assistant\Persisted
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags\Layers
詳細はバグレポート 6485081 を参照してください。
- デスクトップフォルダからユーザーディレクトリや Public ディレクトリを選択しようとすると失敗します。以下に例を示します。
- Windows Look & Feel にて
JFileChooserを開きます。- 左側のデスクトップボタンをクリックします。
- 自分のディレクトリまたは Public ディレクトリをデスクトップから入力します。ディレクトリには入れません。コンソールに例外はスローされません。
回避するには、これらのディレクトリをほかの方法で入力します。以下に例を示します。
c: -> c:/users/ -> c:/users/<user dir> c: -> c:/users/ -> c:/users/Public詳細はバグレポート 6488081 を参照してください。
JFileChooserをOceanlook & feel で使用する場合、ユーザーディレクトリおよび Public ディレクトリはデスクトップフォルダで正しく表示されません(「参照」をクリックして「デスクトップ」を選択)。参照コンボボックスからも正しく表示されません。 ディレクトリは文字や数字の長い列で表示され、これらの列を選択してもディレクトリを入力できません。これらのディレクトリにアクセスするには、上記の 6488081 で記載した回避策を使用してください。
詳細はバグレポート 6488082 を参照してください。
- Windows Look & Feel の
JFileChooserには「最近使った項目」ボタンがあります。このボタンをクリックして表示されるフォルダはすべて空です。詳細はバグレポート 6488492 を参照してください。
仮想マシン
HotSpot VM
以下はこのリリースの Java HotSpot 仮想マシン (VM) についての注です。
- 共通言語ランタイムコンパイラオプション (/clr) を指定してコンパイルされた、JNI を使用する Windows ネイティブコードでは、マネージコード内で
jobject、jfieldID、jmethodID、jrawMonitorIDのいずれかの型を使用すると、.NET の TypeLoadException が発生する可能性があります。この例外を放置していると、Windows システムライブラリ kernel32.dll 内の例外コード 0xe0434f4d として、ホットスポットエラーハンドラにより報告されます。この問題の発生原因については、http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;EN-US;871182 を参照してください。問題を回避するには、プリプロセッサ指令
pragma unmanagedを使って上記の型を参照する関数をマークします。詳細については、バグレポート 6220093 を参照してください。
- Solaris Hotspot VM
java.library.pathが変更されました。以前のリリースでは、java.library.pathプロパティが明示的に設定されていない場合、JNI_CreateJavaVMで作成された Solaris Hotspot VM により、プロパティが不適切に初期化されることがありました。この動作は修正されました。個々の変更内容は次のとおりです。
- データモデル固有の LD_LIBRARY_PATH_32 または LD_LIBRARY_PATH_64 (どちらも設定されていない場合は LD_LIBRARY_PATH) から java.library.path を初期化します。
- システムの crle(1) 設定が認識されるようになりました。
- 64 ビットの VM で、java.library.path に /usr/lib ではなく /usr/lib/64 が追加されるようになりました。
上記の内容は、/usr/lib/64 の変更を除いて、
JNI_CreateJavaVMで作成された VM にのみ影響を及ぼします。Java 起動ツールで作成されたアプリケーションには影響はありません。このバグを回避するために不正な
LD_LIBRARY_PATH設定を使用していたアプリケーションがあります。非常にまれなケースですが、ネイティブライブラリの読み込み時に UnsatisfiedLinkErrors を回避するため、これらのアプリケーションの環境を変更する必要が生じる場合があります。この場合は、LD_LIBRARY_PATH設定を修正するか、java.library.pathに必要な値を明示的に設定することをお勧めします。- Solaris x86 では、java を呼び出すシェルがスタックサイズを「unlimited」に設定している場合、VM が失敗します。これは既知の Solaris x86 カーネルバグ (6374692) です。Solaris x86 Kernel パッチ (118855) がこの問題を扱うために開発されています。
回避するには、有限の 131359 より大きいスタックサイズを指定します。 例えば以下のように指定します。
% ulimit -s 131360JNI ユーザーは、JNI 呼び出し機能を呼び出す前に以下をネイティブコードに挿入することで問題を回避できます。
mmap(0, 0x1000, 0, MAP_PRIVATE | MAP_FIXED | MAP_ANON, -1, 0);詳細はバグレポート 6444959 を参照してください。
- 以前の JDK リリースでは、java コマンド行起動ツールは、オペレーティングシステムで作成された原始スレッドで JVM を呼び出しました。 これはスタックサイズのチューニングやスタック自体に制限を課しました。 このリリースでは、JVM はユーザーレベルのスレッドから呼び出され、スタックサイズはユーザーが設定できます。
詳細はバグレポート 6316197 を参照してください。
- 以前の JDK リリースでは、
Xcheck:jniはそのチェックが厳しく、ほんの小さなエラーで停止しました。このリリースの更新により、これらのエラーは警告としてフラグが付けられ、JVM は継続します。これは潜在的な問題をデバッグし、発見する目的のためです。ユーザー JNI アプリケーションにとって、多くの JNI メソッドを例外の保留とともに呼び出すことは安全でないことに注意してください。 例外はまず解決すべきで、そうでなければ JNI Specification で説明されているように扱われる必要があります。
JNI メソッドが例外の保留とともに呼び出され、JNI メソッドが VM 操作実行中に例外を受け取ると、保留された例外は破棄され新しい例外がスローされます。
詳細はバグレポート 6253381 を参照してください。
- このリリースでは
-Xincgcオプションが、標準モードではなく増分モードの並行ガベージコレクタを呼び出します。増分モードの並行ガベージコレクタは、マイナーコレクションの間にスケジュールされたタイムスライスで並行に動作します。増分モードの目的は、アプリケーションがプロセッサにアクセスできるようにすること、そうでなければ並行に使用されるためです。 このモードはシングルプロセッサプラットフォームで特に有効です。- プロファイルデータの生成に
-Xprofオプションを使用すると、アプリケーションの実行時に深刻なスローダウンが起こる可能性があります。 この問題を回避するには、次の VM オプションを使用します。-XX:SuspendRetryCount=5詳細はバグレポート 6474293 を参照してください。
コアライブラリ
セキュリティ
- 個々の制限については Windows Vista を参照してください。
Java Debugger Wire Protocol
MONITOR_WAITイベントとMONITOR_WAITEDイベントのlocationフィールドの仕様説明が間違っている。両方においてlocationフィールドは「競合するモニターの入る位置」と定義されている。
MONITOR_WAITイベントについては、以下であるべき:location 待機が発生する場所
MONITOR_WAITEDイベントについては、以下であるべき:location 待機が発生した場所Java Native Interface (JNI)
x86 および x64 プラットフォームでは、JNI ネイティブライブラリで MXCSR レジスタに変更を加えた場合、このレジスタを callee-save レジスタとして扱う必要があります。x86 ネイティブ ABI は、MXCSR が caller-save か callee-save かを指定しません。しかし、Java SE 6 の JNI は、よりよいパフォーマンスを実現するため、MXCSR を callee-save として扱います。
この処理がアプリケーションで許可されない場合は、
-XX:+RestoreMXCSROnJNICallsVM オプションを指定して、強制的に古い caller-save の MXCSR の動作を採用します。Java スクリプティング
Java SE 6 には、javax.script API (JSR 223) と、JavaScript エンジンのリファレンス実装に基づいた Rhino (Rhino) が含まれています。
Rhino バージョン 1.6R2 の大部分が含まれています (バグ 6330900 を参照)。しかし、フットプリントサイズの問題により、少数のコンポーネントが含まれていまん。これらは、クラス生成ライブラリもしくは XMLBeans ライブラリに依存するコンポーネントです。以下のとおりです。
- スクリプトから Java バイトコードへのコンパイルの機能 (オプティマイザ) は含まれていません。この機能は、クラス生成ライブラリに依存します。この機能がないので、常に JavaScript がインタプリタ処理されます。オプティマイザは透過的なので、この機能を削除してもスクリプトの実行に影響はありません。
Rhino には、インタプリタモードでのみ機能する試験的継続サポートがあります。常にインタプリタモードを使用するので、JavaScript の継続は設定 (最適化レベルを -1 に設定するなどの設定) なしですぐに機能します。
- Rhino の JavaAdapter が削除されました。JavaAdapter は、スクリプトによる Java クラスの拡張や Java インタフェースの実装を可能にする機能です。この機能を使用するには、クラス生成ライブラリが必要です。この機能は、固有の JavaAdapter 実装で置き換えられました。新しい実装では、1 つの JavaScript オブジェクトで、Java インタフェースが 1 つだけ実装されます。たとえば次のようになります。
var v = new java.lang.Runnable() { run:function() { print('hello'); } } v.run();ほとんどの場合、JavaAdapter は、Java 匿名クラスとよく似た構文で単一のインタフェースを実装するために使用されます。JavaAdapter が Java クラスの拡張や複数のインタフェースの実装に使用されることは、めったにありません。
- E4X (ECMAScript for XML - ECMA Standard E4X) が削除されました。JavaScript コード内で XML リテラルを使用しようとすると、構文エラーが発生します。この機能は、XMLBeans ライブラリに依存します。
- Rhino コマンド行ツール (シェルを含む) が含まれていません。代わりに、jrunscript ユーティリティを追加しました (JDK のみ)。これは、シェルに依存しないコマンド行スクリプト言語で、デフォルトの言語は JavaScript になります。
JAX-WS
wsgen -keepフラグは生成された Java ソースファイルを保存するために設計されています。このスイッチがないと、wsgenはクラスのみを生成する必要があり、Java ソースファイルを保存しません。
現時点で wsgen にはバグがあります。コマンド行に
-keepがあるかないかにかかわらず、wsgenは常に Java ソースファイルを生成します。詳細はバグレポート 6442344 を参照してください。
wsgenは、デバッグ情報を含むクラスで失敗する可能性があります。 場合によってwsgenは、デバッグ情報を含めるようにコンパイルしたクラスと一緒に動作すると失敗します。Web サービスでSOAPBinding.Style.Documentを使用していてparameterStyleがSOAPBinding.ParameterStyle.WRAPPEDであり、WebMethodのいずれかがjavax.xml.ws.Holder<T>をWebParamとして使用していると、wsgen が不正なラッパークラスを生成し、コンパイルが失敗します。 回避するには、変数名のデバッグ情報を含めないように再コンパイルし、javacのオプションに-gではなく-g:lines,sourceを使用します。このオプションの詳細は the javac options page を参照してください。 この問題の原因の情報についてはバグレポート 6468404 を参照してください。
統合ライブラリ
Java Database Connectivity (JDBC)
J2SE 5.0 での退行により、実行時にしか検出されない
java.sql.Timestamp.compareToのバイナリ互換性の問題が発生します。このバグは、Java SE 6 の Beta2 と J2SE 5.0 の Update7 (5.0u7) で修正されています。
詳細については、バグレポート 5103041 を参照してください。
ユーザーインタフェース
2D
- 特有の制限については Windows Vista の節を参照してください。
- ストロークと塗りつぶしの操作の実装が変更されました。これらの変更は、特に曲線の品質を全体的に向上させるためで、ストロークされた形と、その塗りつぶされた形により整合性があります。 場合によっては、今まで影響のあったピクセルに影響がなくなったり、今まで影響のなかったピクセルに影響が出ます。後者は塗りつぶしの範囲が拡張される場合があるため、黒丸やチェックマークなどの非常に小さな形が密接に存在するコンポーネントでは顕著な変化が見られる場合があり、塗りつぶしが他のピクセルを拡張するとコンポーネントの境界と重なります。 これは、次のコードを使用すると回避できる場合があります。前の動作に近い結果を生成するコードです。
graphics2d.setRenderingHint( RenderingHints.KEY_STROKE_CONTROL, RenderingHints.VALUE_STROKE_PURE);あるいは、形は合うように調整されます。
Swing
- 前の JDK では、不正な値である
JFrame.EXIT_ON_CLOSEをjavax.swing.JDialogのsetDefaultCloseOperation(int operation)メソッドに渡すことができました。JDialogは exit-on-close 動作をサポートせず、暗黙でDO_NOTHING_ON_CLOSEを行います。Java SE 6 では、不正な値を
JDialog.setDefaultCloseOperation(int operation)に渡すと実行時にIllegalArgumentExceptionが発生します。詳細はバグレポート 5109681 を参照してください。
AWT
- Solaris および Linux では、現在の実装では JWindow がほかのすべてのウィンドウの上にきます。回避するには、非装飾フレームを使用します。
詳細はバグレポート 5070056 を参照してください。
- 総合的な状況 (トップレベルの表示と破棄が繰り返されるなど)の場合、JVM はクラッシュする場合があります。
詳細はバグレポート 6387273 を参照してください。
Beta 版のユーザインタフェースに問題がある場合 --> ユーザインタフェース
配備
一般的な配備
- Solaris および Linux システムの場合、Java コントロールパネルでプロキシが「Use Browser Settings」に設定されていても、Java Plug-in および Java Web Start はデフォルトブラウザを認識しません。企業のファイアウォールの内側でインターネットに接続するには、ブラウザのプロキシを設定する必要があります。JDK6 ではプロキシ設定は Firefox、Mozilla、Netscape の順で判定されます。そのため、Firefox プロキシの設定が不正な場合は Java Web Start および Java Plug-in もインターネットに接続できません。Java Plug-in アプレットまたは Java Web Start アプリケーションを実行した場合、結果は「unable to connect to URL」例外になります。 回避するには、Firefox のプロキシ設定を正しく行い、Java コントロールパネルのプロキシ設定を手動で行って使用します。
詳細はバグレポート 6478804 を参照してください。
- すべての Windows プラットフォームでは、Java SE 6 Beta 2 をインストールする前に、既存の Java SE 6 JRE/JDK を削除する必要があります。
- JDK または JRE の Linux x64 バンドルをインストールする場合、次のようなエラーメッセージが表示される可能性があります。
cp:このようなメッセージは無視して構いません。Java は正しくインストールされ、機能しています。を起動できません: そのファイルまたはディレクトリはありません。 詳細については、バグレポート 6438881 を参照してください。
アプレット
- シャットダウンフックが Internet Explorer で表示されるアプレットで動作しません。 詳細はバグレポート 6434129 を参照してください。
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